食品のカリウム・カルシウム・ヨウ素含有量一覧

文部科学省食品成分データベースhttp://fooddb.jp/から抽出した結果を一覧にしてみた。1882食品のデータを取得、ほぼ全件収録できたのではないかと思う。
ここ↓(アドレス登録を要す)
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食品中のカリウム・カルシウム含有量と、チェルノブイリセシウムが多く計測された野菜のリストを比ると、
見えてくるものがあるかもしれない。

■食品成分値から演繹して、0311前の食品毎の放射線量標準値を算出するには、
次の支障がある。

(1)計測単位の違い
食品成分は、可食部100g当たりの成分重量。
Bq/cm2値に変換するには、食品の形質に応じて、係数を与える必要がある?

(2)通常の放射線量測定器では、バックグラウンドが事実上の閾値となり、
これを下回る場合は計測できない。
加えて、GM放射線量測定器の測定誤差は20%もある。
ベータちゃんは、計数効率がよくわからないので、cpmからdpmやBqへの変換が
心もとないという問題点もある。

カリウム由来の放射線量の多い乾燥昆布(可食部100g当たり5g以上)で
次のような結果となる。
ここからすると、0311前の食品で検出対象となるのは、
わかめ、いわのり、乾燥ひじき、ベーキングパウダ、インスタントコーヒー、
乾燥パセリ、切干大根、テングサ、バジル粉、こんにゃく粉、乾燥唐辛子
くらいだろうか。

計測器 ................バックグラウンド ....乾燥昆布
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ベータちゃん..........40cpm前後.......60-70cpm
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ロシア製ガイガーカウンタ........0.1μSv/Hr.....0.18μSv/Hr
(β・γ線計測モード)

■できることは、同じ種類の食品どうしを、同条件(量と測定面積)下で
比べることか。おおざっぱだが。
セシウム137の単位量当たりの放射線量は、カリウムと比べて一億倍大きいので、
セシウムが混入すれば大きく振れるのではないだろうか。

早めに、0311前の食品を収集しておかなければ。
特に、は、チェルノブイリでの調査がなさそうなので、
どの程度、土壌汚染の影響を受けるか未知数なので。